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まぶたが重い(違和感・眠くない)原因について

まぶたが重いという症状について

まぶたが重いという症状について

まぶたは閉じることで強い光を遮り、飛んできたホコリや砂粒などが目に入って角膜などを傷付けることを防いでいます。また、まばたきによって目の表面のすみずみまで涙を行き渡らせて、栄養や酸素を届けることもまぶたが担っている重要な役割です。

まぶたは皮膚が薄く、感覚も鋭敏ですので痛みなどの症状を強く感じます。また、顔の印象を大きく左右する場所であることから、ちょっとした腫れなどの変化も目立ちやすい傾向にあります。

まぶたが重く感じる症状は、様々な疾患の初期症状で起こることがあります。早期に眼科を受診して適切な治療を受けることで、悪化させずに治せることが多いので、まぶたが重い症状があった場合には早めにご相談ください。

まぶたが重いときに確認したいポイント

「まぶたが重い」と感じる症状には、実際にまぶたが腫れている場合だけでなく、上まぶたが下がって開けにくい、目を開け続けるのがつらい、目の疲れとともに重く感じるなど、さまざまな状態があります。

眠気がないのにまぶたの重さが続く場合は、症状の現れ方を確認することが原因を考える手がかりになります。

症状・現れ方考えられる主な原因
徐々に上まぶたが下がり、目を開けにくい眼瞼下垂、眼瞼皮膚弛緩症など
夕方になるとまぶたが下がりやすい重症筋無力症など
まぶたが重く、物が二重に見える重症筋無力症、眼球運動神経の異常など
両目を開け続けるのがつらい・まぶしい眼瞼けいれんなど
パソコンやスマートフォンの後に重くなる眼精疲労、ドライアイなど
まぶたが赤く腫れて重い麦粒腫、眼瞼炎、アレルギーなど
まぶたにしこりがあり重く感じる霰粒腫など
片方のまぶたが急に下がった動眼神経麻痺など神経の異常
まぶたの皮膚が垂れ下がって視界を遮る眼瞼皮膚弛緩症など

まぶたの重さが一時的な疲れによるものなのか、まぶたそのものや神経・筋肉の疾患によるものなのかは、症状だけでは判断できません。長く続く場合や左右差がある場合は医療機関を受診し原因を確認してください。

このようなまぶたの重さは早めに医療機関を受診してください

まぶたの重さが徐々に現れる場合もありますが、急な眼瞼下垂や複視を伴う場合は、神経の疾患が関係していることがあります。

特に次のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。

  • 片方のまぶたが突然下がった
  • 急に目を開けにくくなった
  • 物が二重に見える
  • 左右の瞳孔の大きさが違う
  • 眼球を動かしにくい
  • 激しい頭痛がある
  • 顔や手足にしびれや麻痺がある
  • ろれつが回らない
  • 飲み込みにくい
  • 声が出しにくい
  • 手足や首に力が入りにくい
  • 息苦しさがある
  • まぶたが急激に赤く腫れている
  • 発熱や強い痛みを伴う
  • 視力が低下している

特に、突然の眼瞼下垂と複視、瞳孔の左右差、激しい頭痛などを伴う場合は、眼球を動かす神経や脳の疾患が関係している可能性があります。

また、夕方になるとまぶたが下がりやすくなり、複視や飲み込みにくさ、手足の筋力低下などを伴う場合には、重症筋無力症などを考える必要があります。

まぶたが重いときのセルフチェック

まぶたの重さを感じた場合は、鏡を見ながら左右の状態を確認してみてください。

  • 実際に上まぶたが下がっていませんか?
  • 黒目にかかるまぶたの位置に左右差はありませんか?
  • 片目だけ重いですか?
  • 両目とも重いですか?
  • 朝より夕方に症状が強くなりませんか?
  • 少し休むと目を開けやすくなりますか?
  • 物が二重に見えませんか?
  • まぶしくて目を開けにくくありませんか?
  • まぶたが勝手に閉じてしまいませんか?
  • 眉毛を上げないと目を開けにくくありませんか?
  • 額に力を入れて目を開けていませんか?
  • まぶたの皮膚が視界にかかっていませんか?
  • パソコンやスマートフォンの後に症状が強くなりませんか?
  • 目の乾燥やかすみ、ゴロゴロ感を伴っていませんか?
  • コンタクトレンズを長期間使用していませんか?

眉毛を持ち上げたり、額にしわを寄せたりして目を開けている場合は、眼瞼下垂などによって無意識にまぶたを持ち上げようとしている可能性があります。

このセルフチェックだけで原因を診断することはできません。症状が続く場合や急に悪化した場合は眼科を受診してください。

まぶたが重い(違和感・眠くない)原因

眼瞼下垂

眼瞼下垂は、上まぶたが通常より下がり、目を開けにくくなった状態です。

まぶたが重い、目を開け続けるのがつらい、上側の視野が見えにくいといった症状が現れます。無意識に眉毛を上げたり額に力を入れたりして目を開けようとするため、額や眉毛周辺の疲れを感じる場合もあります。

成人では加齢に伴って、まぶたを持ち上げる筋肉とまぶたをつなぐ腱膜が緩む腱膜性眼瞼下垂が多くみられます。また、長期間のコンタクトレンズ装用などが関係する場合もあります。

一方、重症筋無力症、動眼神経麻痺、ホルネル症候群など、筋肉や神経の疾患によって眼瞼下垂が起こることもあります。

そのため、眼瞼下垂では単にまぶたを持ち上げればよいわけではなく、まず原因を確認することが重要です。

眼瞼皮膚弛緩症

加齢などによって上まぶたの皮膚が緩み、垂れ下がってくる状態です。

眼瞼下垂ではまぶたそのものを持ち上げる機能が低下しますが、眼瞼皮膚弛緩症では、余った皮膚がまぶたにかぶさることで目が開けにくく感じたり、上側の視野が見えにくくなったりします。

症状が強くなると、

  • まぶたが重い
  • 目を開けていると疲れる
  • 上側が見えにくい
  • 眉毛を上げて目を開ける
  • 額にしわが寄る

といった変化がみられることがあります。

眼瞼下垂を合併している場合もあるため、まぶたの位置や皮膚の状態を確認したうえで治療方法を検討します。

重症筋無力症

重症筋無力症は、神経から筋肉へ命令を伝える部分に異常が起こり、筋肉に力が入りにくくなる疾患です。

目の症状から発症することがあり、代表的なのが眼瞼下垂と複視です。

特徴の一つとして、症状の強さが変化することがあります。

例えば、

  • 朝は目を開けやすいが夕方になるとまぶたが下がる
  • 目を使い続けるとまぶたが重くなる
  • 少し休むと症状が軽くなる
  • 眼瞼下垂の程度が日によって違う
  • 物が二重に見える

などがみられることがあります。

全身に症状が及ぶと、ろれつが回りにくい、物を飲み込みにくい、首や手足に力が入りにくい、呼吸しにくいなどの症状が現れることもあります。

眼瞼下垂や複視の程度が変動する場合は、眼科的な診察に加えて脳神経内科での精査が必要になることがあります。

眼瞼けいれん

眼瞼けいれんは、自分の意思とは関係なくまぶたを閉じようとする動きが起こり、目を開け続けることが難しくなる疾患です。

一般に「まぶたがピクピクする」と表現される眼瞼ミオキミアとは異なります。

眼瞼けいれんでは、

  • 目を開けているのがつらい
  • まぶたが重い
  • 自分の意思で目を開けにくい
  • まばたきが増える
  • 普通の明るさでもまぶしい
  • 目が乾く
  • ゴロゴロする

などの症状が現れることがあります。

通常は両目に症状がみられます。

治療では、症状に応じてボツリヌス毒素を目の周囲の筋肉に注射し、過剰な筋肉の収縮を弱める治療などを検討します。

ドライアイ・眼精疲労

パソコンやスマートフォンを長時間使用した後に「まぶたが重い」「目を開けているのがつらい」と感じる場合は、ドライアイや眼精疲労が関係していることがあります。

画面を集中して見ていると、まばたきが減り、涙の膜が不安定になりやすくなります。

ドライアイでは、

  • 目が疲れる
  • 目が乾く
  • ゴロゴロする
  • かすむ
  • まぶしい
  • 目が重いように感じる

といった症状が現れます。

また、度の合っていない眼鏡やコンタクトレンズ、老眼、長時間の近業作業なども眼精疲労につながります。

休憩すると軽くなる場合でも、症状を繰り返す場合や十分に休んでも改善しない場合は眼科で原因を確認してください。

急に片方のまぶたが重く下がった場合

片方の上まぶたが突然下がり、「急にまぶたが重くなった」「目を開けられなくなった」と感じた場合は注意が必要です。

眼球を動かす動眼神経などに異常が起こると、眼瞼下垂に加えて、

  • 物が二重に見える
  • 眼球を動かしにくい
  • 左右の瞳孔の大きさが違う
  • 強い頭痛がある

などの症状が現れることがあります。

動眼神経麻痺の背景に脳動脈瘤などが隠れている場合もあります。

加齢による眼瞼下垂は一般に徐々に進行します。「昨日までは問題なかったのに急に片方のまぶたが下がった」という場合は、加齢のためと自己判断せず速やかに医療機関を受診してください。

麦粒腫

後で紹介する霰粒腫と共に、「ものもらい」と呼ばれることがありますが、麦粒腫と霰粒腫は異なる疾患です。麦粒腫は感染によって生じる炎症で、主に黄色ブドウ球菌によって起こります。まぶたが重い、違和感、縁の赤み、腫れ、痛みなどの症状を起こし、大きく腫れることもあります。化膿して膿がたまり、自然に潰れて治ることも多いのですが、周囲に広がって眼瞼膿瘍や眼窩蜂窩織炎などを起こし、深刻な視力障害を残す可能性もあります。麦粒腫の疑いがある場合にはできるだけ早く眼科を受診して適切な治療を受けてください。

麦粒腫の治療

細菌感染によって生じるので、抗生物質による治療が有効です。化膿して膿がたまっている場合には切開などによって排膿することもあります。きれいに治すためにも、早めの受診をお勧めします。

霰粒腫

まぶたにあるマイボーム腺という皮脂を分泌する腺が詰まり、中で分泌物が固まってしまっている状態です。しこりができますが、特に痛みはありません。ただし、霰粒腫でも感染を起こすことがあり、その場合には赤く腫れて痛みや熱感などを起こすことがあります。しこりが残ってしまう可能性があり、大きさによっては角膜を傷付けてしまうことも考えられますので、しこりを感じたら早めに眼科にご相談ください。

霰粒腫の治療

ステロイドの点眼や軟膏、注射などによる治療が行われます。化膿している場合には抗生物質を使った治療も行われます。しこりが大きい場合には、切開による摘出が必要になります。繰り返し霰粒腫ができる場合には、悪性腫瘍も疑われます。悪性腫瘍が疑われる場合には、摘出した組織の病理検査を行います。

眼瞼炎

まぶたに生じる炎症の総称です。まぶたが重いなどの違和感、赤み、腫れ、かゆみなどの症状を起こします。眼瞼縁炎・眼角眼瞼炎、眼瞼皮膚炎、アトピー性眼瞼炎などがあり、原因に合わせた治療が必要です。

眼瞼縁炎・眼角眼瞼炎

黄色ブドウ球菌などの細菌感染による炎症と、脂漏性皮膚炎によって生じるものに分けられます。原因に合わせた治療を行いますが、まぶたの縁の清潔を保つセルフケアも重要です。

眼瞼皮膚炎

アレルゲンに触れてある程度時間がたってから症状が現れる遅延型アレルギーによって生じるものです。化粧品やシャンプー、ゴム手袋、植物など、幅広いものにアレルゲンになる可能性があります。まぶたは皮膚が薄く刺激に強く反応するため、指についても特に症状を起こさない場合も、その指でまぶたに触れて症状を起こすことがあります。アレルゲンがわかる場合にはそれを避けることが重要です。ステロイド軟膏や強いかゆみを起こす場合には抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤などの内服などの治療を行います。

アトピー性眼瞼炎

アトピー性皮膚炎がまぶたまで広がってしまっている状態です。症状が軽い場合にはしっかり保湿することで状態の改善が期待できます。症状が強い場合には、ステロイドや免疫抑制剤を使った治療で炎症をできるだけ短期間に抑え、しっかりと保湿して良い状態を保てるようにします。

眼瞼ヘルペス

乳幼児に多い単純ヘルペスウイルスによるものと、50歳以上に多い水痘帯状疱疹ウイルスによるものに分けられます。

単純ヘルペスウイルス

まぶたに小水疱が多数生じて、発熱や耳前リンパ節の腫れを伴うこともあります。感染しても症状を起こさない不顕性感染が多く、発症するのは一部です。感染するとウイルスが三叉神経に潜伏し、再発することがあります。

抗ウイルス剤の軟膏による治療を行い、細菌感染の合併が心配される場合には抗生物質を使った治療を行うこともあります。

水痘帯状疱疹ウイルス

糖尿病などで免疫力が低下していると発症しやすいとされています。全身に発症しますが、顔に生じる場合には目の周囲やおでこ、鼻など顔の片側に皮疹ができます。まぶたは腫れや痛みの症状が強く表れやすく、結膜炎やぶどう膜炎などを合併することもあります。

水痘(みずぼうそう)にかかった後にウイルスが神経節に長期間潜伏し、主に50歳以上になって帯状疱疹を発症します。

涙腺炎

涙を産生する涙腺に起こる炎症で、上まぶたの外側が腫れた場合に涙腺炎が疑われます。急性と慢性に分けられ、急性は感染による物がほとんどを占め、痛みが生じることが多くなっています。慢性は様々な疾患によって生じ、痛みを起こすことはほとんどありません。また、涙腺の腫れがひどくなる場合には、涙腺腫瘍の可能性もあります。疑わしい症状があった場合には、眼科を受診してください。

急性涙腺炎

細菌やウイルスの感染によって起こることが多く、副鼻腔炎や扁桃腺炎を合併することもあります。細菌感染は黄色ブドウ球菌や肺炎球菌、レンサ球菌などによって生じます。ウイルス感染は流行性耳下腺炎ウイルスや水痘帯状疱疹ウイルス、EBウイルスなどによって生じ、両目に発症するケースが多くなっています。細菌感染の場合には抗生物質による治療が一般的ですが、ウイルス感染では対症療法が行われます。

涙嚢炎

涙を排出する通り道の涙嚢は、目頭と鼻の付け根の間にあって、涙嚢炎は急性と慢性に分けられます。急性の涙嚢炎は感染が広がりやすい傾向がありますので、早めの眼科受診をお勧めします。

急性涙嚢炎

主に細菌感染によって生じますが、真菌(カビ)による発症もまれに起こります。真菌感染による炎症では抗生物質による治療が逆効果になる場合があります。また細菌感染の場合でも有効な抗生物質を調べる必要が生じることがあり、培養や同定、感受性テストを行うこともあります。涙嚢切開による排膿が必要になるケースもあります。状態が安定したら、鼻涙管閉塞に対する治療を検討します。

慢性涙嚢炎

涙嚢の先の鼻涙管の閉塞によって涙嚢に慢性的な炎症を起こしている状態で、高齢者に多い病気です。

蜂窩織炎

皮膚に起こる重篤な細菌感染症で、皮下の脂肪組織が炎症を起こしている状態です。脚に起こることが多いのですが、目の周囲に生じる場合は、眼窩蜂窩織炎と呼ばれます。

急激に痛みや熱感を生じ、まぶたの腫れで目を開けることができなくなる場合もあります。炎症が周囲の筋肉や眼球に及ぶ可能性もあり、深刻な障害を起こし、失明につながることもあります。細菌によって生じるため、抗生物質による治療が有効です。まぶたの痛みや腫れが急激に進行する場合には、すぐに眼科を受診してください。

眼瞼腫瘍

まぶたに腫瘍ができた状態で、良性と悪性に分けられます。良性では母斑や脂漏性角化症、悪性では基底細胞がんや脂腺がんなどがあります。脂腺がんはマイボーム腺から発生し、早期には霰粒腫と区別できないことがありますので、疑わしいしこりを摘出した場合には病理検査を行うことが重要です。

まぶたが重い場合はどのような検査を行いますか?

まぶたが重い場合は、まぶたそのものだけでなく、眼球運動や瞳孔、目の表面なども確認します。

症状に応じて、主に次のような診察・検査を行います。

  • 視力検査
  • まぶたの位置の確認
  • 左右差の確認
  • まぶたを持ち上げる筋肉の働きの確認
  • 眼球運動検査
  • 瞳孔反応の確認
  • 複視の有無の確認
  • 細隙灯顕微鏡検査
  • 涙や角膜の状態の確認
  • 必要に応じて視野検査
  • 必要に応じて血液検査
  • 必要に応じてMRI・CTなどの画像検査

眼瞼下垂がある場合は、まぶたの位置や上眼瞼挙筋の働きなどを確認し、加齢性の変化なのか、筋肉や神経の異常が関係しているのかを調べます。

重症筋無力症などが疑われる場合は、脳神経内科と連携して血液検査や筋電図などを行うことがあります。

まぶたが重いときの対処法

まぶたの重さは原因によって治療方法が異なるため、自己判断で強くマッサージしたり、まぶたを無理に持ち上げたりすることは避けましょう。

一時的な目の疲れが考えられる場合は、

  • パソコンやスマートフォンから目を離して休憩する
  • 意識してまばたきをする
  • 睡眠時間を確保する
  • 目を強くこすらない
  • コンタクトレンズを長時間装用しない
  • 眼鏡やコンタクトレンズの度数が合っているか確認する

といった対策が役立つことがあります。

ただし、十分に休んでも症状が改善しない場合や、実際にまぶたが下がっている場合、片目だけに症状がある場合は眼科を受診してください。

突然の眼瞼下垂、複視、激しい頭痛、手足の麻痺などがある場合は、セルフケアで様子を見ず速やかに医療機関を受診してください。

まぶたが重い症状(違和感・眠くない)に関する
よくある質問Q&A

まぶたが重く感じた場合、軽くマッサージしても大丈夫ですか?

まぶたが重く感じる原因によってはマッサージで改善しない方がいいこともあるため、症状が続く場合は眼科を受診してください。

まぶたが重いのはストレスや疲れ、眠気が原因ですか?

ストレスや疲れ、不十分な睡眠でまぶたが重く感じることもあります。しかし、治療が必要な他の目の病気・神経の病気が原因のこともあるので、自己判断はせず眼科や神経内科を受診してください。

まぶたが重いのは体調不良が原因ですか?

体調不良や栄養不足、特定の健康問題もまぶたが重く感じる原因となることがあります。しかし、治療が必要な他の目の病気・神経の病気が隠れていることもあるので、自己判断はせず眼科や神経内科を受診してください。

まぶたが重い症状は自然に治りますか?

疲れやストレスが原因の場合、適切な休息とストレス管理で自然に改善することもあります。しかし、他の病気が原因でまぶたが重い場合は治療が必要ですので、症状が強いとき、長く続き時は医療機関を受診することをお勧めします。

まぶたが重いのを改善するにはどうしたらいいですか?

医療機関を受診してまずは原因を調べましょう。治療が必要な病気がなく、疲れが原因と思われる場合は、十分な休息で改善することもあります。

まぶたが重く感じた場合、受診の目安は?

まぶたの重さが日常生活に支障をきたす、目の痛みや視力の変化が伴う、症状が長期間改善しない場合は、眼科を受診することをお勧めします。

まぶたは腫れていないのに重く感じます。何が考えられますか?

眼瞼下垂、眼瞼けいれん、ドライアイ、眼精疲労などが考えられます。実際に腫れていなくても、まぶたを持ち上げる機能が低下していたり、目を開け続けること自体がつらくなったりすることで「重い」と感じる場合があります。症状が続く場合は眼科で確認してください。

夕方になるとまぶたが重くなり、下がってきます。なぜですか?

長時間目を使ったことによる眼精疲労でも重く感じることがありますが、重症筋無力症では筋肉を使い続けることで眼瞼下垂が強くなり、夕方に症状が目立つ場合があります。複視を伴う場合や、休むと改善する症状を繰り返す場合は医療機関を受診してください。

片方のまぶただけ重いのはなぜですか?

片側の眼瞼下垂、麦粒腫、霰粒腫などで起こることがあります。急に片方のまぶたが下がり、複視や瞳孔の左右差、頭痛などを伴う場合は神経の異常が関係している可能性があるため、速やかな受診が必要です。

眉毛を上げないと目を開けにくいのは眼瞼下垂ですか?

眼瞼下垂や眼瞼皮膚弛緩症があると、無意識に眉毛を持ち上げて視野を確保しようとする場合があります。そのため額にしわが増えたり、額や眉毛周辺が疲れたりすることがあります。まぶたが黒目にかかる場合や上側が見えにくい場合は眼科でご相談ください。

パソコンやスマートフォンを見るとまぶたが重くなります。病気ですか?

長時間の画面作業による眼精疲労やドライアイが関係していることがあります。適度な休憩やまばたきを意識することで軽減する場合がありますが、休んでも改善しない場合や視力低下・眼痛などを伴う場合は眼科を受診してください。

コンタクトレンズを長く使用するとまぶたが重くなることはありますか?

コンタクトレンズ装用による乾燥や目の疲れで重く感じることがあります。また、長期間のコンタクトレンズ装用、特にハードコンタクトレンズの使用は、後天性眼瞼下垂と関連することがあります。以前よりまぶたが下がってきたと感じる場合は眼科で確認してください。

まぶたが重いのと一緒に物が二重に見えます。何が考えられますか?

重症筋無力症や眼球運動を支配する神経の異常などによって、眼瞼下垂と複視が同時に起こることがあります。突然症状が現れた場合や、頭痛、瞳孔の左右差、手足の異常などを伴う場合は速やかに医療機関を受診してください。

両目を開け続けるのがつらいのですが、眼瞼下垂でしょうか?

眼瞼下垂のほか、眼瞼けいれんなどでも目を開け続けることが難しくなる場合があります。眼瞼けいれんでは、まぶしさ、まばたきの増加、乾燥感などを伴うことがあります。症状が続く場合は眼科で原因を確認してください。

まぶたが重い症状でお困りの方へ

眠気がないのにまぶたが重く感じる場合、単なる疲れだけでなく、眼瞼下垂、眼瞼けいれん、重症筋無力症、ドライアイ、眼精疲労などが関係していることがあります。

また、麦粒腫や霰粒腫、眼瞼炎などによってまぶたが腫れ、その重みを感じる場合もあります。

特に、

  • 片方のまぶたが突然下がった
  • 物が二重に見える
  • 瞳孔の大きさに左右差がある
  • 激しい頭痛を伴う
  • 夕方になると眼瞼下垂が強くなる
  • 飲み込みにくさや手足の筋力低下がある

といった場合は、早めの受診が必要です。

まぶたの重さが続く場合や、休息をとっても改善しない場合は、「疲れているだけ」と自己判断せず当院へご相談ください。

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この記事の監修者

院長:髙瀨 博(たかせ ひろし)

医院名:宮田眼科 東京

院 長

髙瀨 博(たかせ ひろし)

  • 医学博士
  • 日本眼科学会認定 眼科専門医

1996年東京医科歯科大学医学部卒業後、同大学眼科に入局。
米国国立眼研究所留学を経て、東京医科歯科大学眼科 助教・講師を歴任し、2021年より同大学 病院教授。
大学病院および関連医療機関において、ぶどう膜炎、網膜硝子体手術を中心に診療・研究・教育に従事してきました。

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寺田 裕紀子(てらだ ゆきこ)

医院名:宮田眼科 東京

副院長

寺田 裕紀子(てらだ ゆきこ)

  • 医学博士
  • 日本眼科学会認定 眼科専門医

東京医科歯科大学卒業。大学病院および関連病院にて、ぶどう膜炎、強度近視、黄斑疾患、白内障手術などを中心に幅広い眼科診療に従事。
国内外の学術誌への論文発表・総説執筆の実績を有し、専門的知見に基づいた正確でわかりやすい医療情報の提供に取り組んでいる。

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